フォーマルウェアとパールジュエリーのマナー

着るものや身に付けるもののマナーが必要な場面は、人生の中でいくつかありますね。

結婚式や入学式などの「喜びの席」から、お葬式、お通夜などの「悲しみの席」まであります。

それぞれの場面にふさわしい、洋服とそれに合わせるジュエリーについて簡単にご紹介したいと思います。ご購入の際にご参考になれば嬉しいです。

参考図書『真珠の装いとマナー』著者・松本みさ

1.喜びの席

喜びの席は、より正式な順から、正礼装、準礼装、略礼装に分けられます。

そして昼と夜それぞれマナーがあります。下表のカッコの順番で紹介していきたいと思います。

(1)正礼装 昼

●男性の服:モーニングコート

ジュエリーは、真珠または白蝶貝など白い石を使ったカフリンクスやタイピン。

●女性の服:アフタヌーンドレス ラメ・スパンコールなどの煌びやかな素材はNG

ジュエリーも輝きが強いものは避けます。パールがベスト。

(2)正礼装 夜

男性の正礼装・夜バージョンには2通りあり、女性の服は男性の服装に合わせたコーディネートの基本形があるのですが、ここでは省略させていただきます。

①男性の服:燕尾服(ホワイトタイ)

ジュエリーは、白蝶貝や白いパールのスタッドボタンとカフリンクスを。

②男性の服:タキシード(ブラックタイ)

ジュエリーは、黒蝶貝・ブラックパール・オニキスを使用したブラックカラーのもの。

●女性の服:イブニングドレス(ローブデコルテを原型としたオフショルダー,ロング丈のワンピースドレス)

ジュエリーは、正式な場合はパリュール(ティアラ・ネックレス・イヤリング・ブローチ・ブレスレット・リングなどセットになっているもの)。輝きのある五代宝石、ダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイア・パールを使用したジュエリーを使って華やかなコーディネートにしましょう。

(3)準礼装 昼

正礼装もそうですが、準礼装の場合も男女で出席する場合は、格やテイストを男女で合わせます。

①ディレクターズスーツとセミアフタヌーンドレス

●男性の服:ディレクターズスーツ

ジュエリーは、真珠や白蝶貝などの白い石を使ったもの。(正礼装のモーニングコートに準ずる)

●女性の服:セミアフタヌーンドレス 肌の露出を抑えた服装

ジュエリーは、正礼装に準ずる。(パールを基本に)

②ブラックスーツとタウンフォーマルウェア

●男性の服:ブラックスーツ

ジュエリーは、ディレクターズスーツに同じ。

●女性の服:タウンフォーマルウェア

ジュエリーは、パール基本に、ネックレス・リング・イヤリングなどセット感のあるものが良い。

(4)準礼装 夜

①ファンシータキシードとディナードレス

●男性の服:ファンシータキシード

ジュエリーは、色・素材・柄は自由。

●女性の服:ディナードレス

ジュエリーは、トレンド感を取り入れたデザインを使用すると良い。

②ファンシースーツとカクテルドレス

●男性の服:ファンシースーツ

ジュエリーは、ファンシータキシードに同じ。

●女性の服:カクテルドレス

ジュエリーは、トレンド感とインパクトのある華やかなものを取り入れると良い。

(5)略礼装 昼

●男性の服:ダークスーツ(ブレザーとスラックス)

ジュエリーは、プラチナやホワイトゴールドなど白系を基本に。

●女性の服:インフォーマルウェア

ジュエリーは、トレンド感や遊び心のあるデザインを。

(6)略礼装 夜

昼とは異なり、華やかなコーディネートになるように、光沢がある素材を使用したり、輝きのあるジュエリーを身に付けましょう。

●男性の服:ダークスーツまたはジャケット&スラックス

ジュエリーは、ダークスーツの場合、ファンシータキシードに準じてカフリンクスなどを着用します。その他ピンブローチなど、昼と区別して華やかに個性的に楽しみましょう。

●女性の服:インフォーマルドレス(制約は特にないですが、普段着とは異なるのでドレスアップすることが原則です)

ジュエリーは、昼の略礼装と同じでも良いですが、夜を意識して光沢や輝きのあるジュエリーやカラーの石を使ったジュエリーなどがおすすめです。

2.悲しみの席

悲しみの席は、より正式な順から、正喪服、準喪服、略喪服に分けられます。

悲しみの席の場合は、どの場合も身に付けるジュエリーのルールは同じです。

男性のジュエリー:ブラック系やグレー系パール、または黒曜石を使用し、地金は白系(シプラチナ、ホワイトゴールド、シルバー)にし、シンプルなデザインのものを使いましょう。

女性のジュエリー:シルバー、グレー、ブラック系のパールが一般的ですが、他にオニキス、黒曜石、ジェットなどが使用されます。地金は男性の場合と同じく、白系を選びます。

ネックレスの長さは、42cm〜45cmの首に沿うもの。長いものは不幸が長引く、二連、三連になったものは不幸が繰り返す、として避けられています。

(1)正喪服

●男性の服:黒のモーニングコート

●女性の服:ブラックフォーマルドレス

(2)準喪服

●男性の服:ブラックスーツ

●女性の服:ブラックフォーマルスーツ

(3)略喪服

●男性の服:ダークスーツ 濃紺、ダークグレーなど、黒っぽい地味なデザインはOK

●女性の服:ダークスーツ 男性の場合と同じく、黒っぽい地味なデザインはOK

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………以上、本当に簡単に紹介いたしました。

以前は、二十歳のお祝いにパールのネックレスとイヤリングをプレゼントとして贈られることが多かったそうですが、今はあまりないようですね。

結婚式、披露宴の際にも、パールのネックレスをしている方はむしろ少ないような…。

以前、購入してくださった方は、パールのスルーネックレスにシルバーカラーのチェーンを選び、喪の場面でも使用したい、とお話しされていました。

そんな風にご自身で用意されている方もいらっしゃいました。

私自身、喪の場面でも使用できるパールは本当に便利なものだと感じております。

ご購入の際には、ご相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください😊