真珠の品質を見るときのポイント

今回は真珠の品質を評価するときのポイントを少しお話ししたいと思います。

真珠の評価と聞いて『鑑定書』を思い浮かべる方は、きっとジュエリー好きの方なのではないかと想像いたします。

鑑定書をつけてもらうには、それを発行している機関に依頼をして、ジュエリーを預けて鑑定をしてもらいます。(業者からの依頼のみ)

鑑定書にもグレードがあり、本真珠を証明するだけのものから、最高品質と言われる『花珠』と証明するものから数種類あります。

鑑定する際の大前提として、①本真珠なのかどうか、②淡水、あこや、南洋など種類は何か、ということを確認します。

大前提は確認できたとして、下の6項目をポイントに真珠を見ていきます。

size (サイズ)、shape(形)、spot(キズ)、shine(輝き)、coating(巻き)、color(色)

それぞれの項目について見ていきましょう。

size(サイズ)

サイズについては、一般的には大きい珠の方が商品価値が高いとされています。

あこや真珠でいうと、あこや貝は元々小さいサイズの貝なので、大きな真珠を育てようとしても貝の負担になってしまって、うまくいきません。10mm程度が限界と言われています。大きいサイズを作るには技術が必要になるんですね。

南洋真珠はどうかというと、貝の特徴としてあこや貝よりもサイズが大きく、発育が早いことがあります。

そのため巻き厚になる一方で、バロックもできやすく、真円真珠を作るのは簡単ではありません。

Shape(形)

形は、3ヶ所をノギスで測定します。そしてその3ヶ所の誤差の度合いを見て、4つのレベルへと判定します。

①ラウンド ②セミラウンド ③セミバロック ④バロック

ラウンドに近い方が商品価値が高いとされていますが、現在はその他の形も人気があるように思います。

しずくのような形をしたドロップ、楕円形をしたオーバル、ふたつのパールがくっついたツイン(ふたご)などなど、ユニークな形も面白いし、同じ形は二つとないのでそこが魅力を感じるところでもあります。

Spot(キズ)

キズには、様々なキズがあります。

凸凹、シワ状のキズ、ウロコ状のキズ、などなど。ニキビ、えくぼ、シワ、シミ、などの呼び名があり、人間のお肌のお悩みのような呼び名ですね…。

それらのキズの及ぶ範囲がどれくらいなのかを見て、無キズ、小キズ、中キズ、大キズと判定します。

当然、キズが少ない方が商品価値は高くなります。

Shine(輝き)

輝きは、“マスターパール”(基準真珠)との比較によって判定します。

鑑定する際にはマスターパールと照らし合わせ、4つのレベルへと判定します。

①strong、②fine、③weak、④dim

輝き(テリ)については、以前の記事にも詳しく載せているので、ぜひそちらもご覧ください。→https://grace-pearls.com/2019/09/02/pearlescent/

グレーディングのセミナーを受けたときには、強い光を当てるパールビューアーを使い、輝き(テリ)の強さを判定し、ネックレスの品質を評価するということをやりました。何本もネックレスを見せていただき、良い経験になりました。

Coating(巻き)

巻きの厚さは、鑑定書を発行している機関では、レントゲン検査や超音波検査を用いて測定します。商品をカットして測定するわけにはいかないですからね。

ちなみに巻きが薄いものは肉眼でもわかります。肉眼で分かる程度の巻きうすパールは、あこや真珠として販売すべきではないので、一般のユーザーさんが見る機会はほとんどないのではないかと思います。

巻きが厚い=テリが良い、というわけでもないので、巻きの厚さだけでは真珠の質は決められず、テリの強さが重要な要素となります。

Color(色)

色について先ず確認すべきことは、ナチュラルカラーなのか、調色・染色なのかということ。

近年ではナチュラルカラーが人気で、販売の際にも「これはナチュラルカラーですか?」と聞かれることがあるので、かなり一般化しているようですね。

調色という工程は、真珠をより美しく見せるための加工であり、「染色」とは分けて考えられて行われていたようです。その調色方法は企業秘密らしく、セミナーでも詳しくは知り得ないところなのです…!

ややピンク色をした真珠が美しいとされていたので、少し昔の調色されたパールは淡いピンク色を纏っています。

染色については染色方法も様々あり、染色料を使う方法から、照射線により核を照射し、ブラックパールにする方法まであります。

洋服の様に、人気のカラーはその時代によって変化していく流動的なもの。人気カラーのパールが相対的に価値が上がります。

鑑定する際には、上記のような6つの項目について、より客観性を持たせる基準や方法を用いて評価し、最終的には総合的な評価をしています。

おわりに…

仕入れや販売するときには、上記のような項目を目で見て確認します。普段使う道具というと、商品掲載のときにノギスを使ってサイズを測るくらいなので、基本的には目視で判断しています。

size, shape, colorについては、一概に定義しにくいところがありますね。私の場合は、正統派パールのみでなく、自分が面白いと感じたパールも様々仕入れています。

ネコ型パールも。

人ぞれぞれ好みは異なり、creemaで珍しい色や形のパールを購入される方がいらっしゃると、“それイイですよね”とパソコン越しに共感しています。笑

やっと緊急事態宣言が解除され、新しい生活様式とは言え、身動きが取りやすくなりそうで、これからやることを頭の中で企てています!お盆には帰省できそうだし、本当に嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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