真珠の輝きのことを「テリ」と呼びます。
オーロラのような、ピンクやグリーンのような色合いを持つ、
独特の輝きは、多くの人が惹きつけられます。
他の宝石にはないテリの秘密は、「真珠の構造」にあります。
真珠の構造を、図を用いてご紹介します。
テリについてはこちら▶︎真珠の輝き『テリ』
真珠の構造はどうなっている?
テリ(輝き)の正体は、アコヤガイが核の周りに形成する、
「炭酸カルシウムの結晶がレンガの様に層を成した構造」
にあります。
この炭酸カルシウムの結晶層のことを、『真珠層』と呼びます。
そして結晶と結晶の層の間を埋めているのは、
貝の分泌物であるたんぱく質です。
このたんぱく質は、真珠の『実体色』といわれる真珠本体の色をつくっています。
真珠層の厚さはどれくらい?
ちなみに真珠層の厚さは、あこや真珠の場合、
0.3から0.7ミリほどの厚さです。
「え、そんなにうすいの!?」
と初めて聞いたときに思いました。
そのうすーい真珠層は、結晶層が幾重にもなってできているというんだから驚きです!
以上、「真珠の構造」について、図を用いてご紹介させていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
真珠の結晶層は、真珠のオーロラのような色合いにも深く関係しています。
色合いについてはこちらをお読みください。