GRACE PEARLSについて

初めまして。GRACE PEARLS代表/作家の西野です。

私は三重県志摩市に生まれ千葉県で育ちました。

祖父は愛媛県宇和島市で『西野真珠店』を営み、

ブローカーとオーダーメイド真珠ジュエリーの販売をしておりました。

育ちは千葉ですが両親とも三重県志摩市出身なので、

夏休みとお正月は三重に毎年帰っていました。

愛媛で働いていた祖父も、お盆やお正月には三重に帰省して一緒に過ごす、というのが恒例でした。

年によっては愛媛へ行き、愛媛でお正月を過ごすこともありました。

愛媛へ遊びに行くと、

祖父の作業部屋には真珠がたくさん入った袋が置いてあったり、

真珠で作られた置物が置いてあったり、

何もわかってはいなかったですが今でも記憶に残っている風景です。

三重県伊勢志摩は道路から海岸沿いを眺めると、

真珠養殖の風景を海面に見ることができます。

伊勢のおはらい町や駅前、町の中に真珠屋さんを見ることができます。

三重の海、特に英虞湾は透明度が高く、

波がなく穏やかな美しい海が広がっています。

二十歳のお祝いには、祖父から一連のネックレスとイヤリングのセットをもらいました。

いざという時やここぞというときにとても重宝しています。

私にとって真珠は生まれたときから身近にあり、真珠を見てふれて育ってきました。

GRACE PEARLS 立ち上げまでは真珠とは全く関係のない仕事をしていました。

中学生の頃に保健室の先生になることを志し、大学へ進学。

卒業後、都内私立中学校にて10年以上勤務しました。

子どもたちが好きなことを軸に歩んでいく姿や、

周りの大人達の中にも、好きな事を仕事として楽しく一生懸命に取り組んでいる方をみて、

私も好きな事、一生懸命に取り組める仕事をしたいと考えるようになり、

自身にとって身近であったあこや真珠に関することがしたいと考えました。

祖父への想いや故郷への想いも重なり、

2019年に個人事業主・屋号『Enrichir』(オンリシール)*として登録。

事業の一つとしてパールジュエリーショップ『GRACE PEARLS』を始めました。

*屋号・Enrichirとは、フランス語で「より豊かな」という意味の言葉です。モノ・コトを通して人・社会をより良く豊かにすることを目標としています。

保健室の先生を通して学んだことは真珠の仕事にも生かしていきたい。

例えば人の思いを聞くこと。

子どもが保健室を出ていく時に笑顔になっていることが私の幸せでした。

“真珠” を通して、癒しや安心感を与え、

笑顔になってもらえるようにできたら良いな、と考えています。

真珠業界の歴史は長く、120年以上にもなります。

GRACE PEARLSは、業界の中では新参者と思います。

業界を知らなかったからこそ感動できる面があると思うし、

新しい視点で、お客様へ寄り添うサービスを考えていきたいと思います。

謙虚に、挑戦し続けていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。