淡水パールとあこや真珠はどう違う?

「あこや真珠」「淡水真珠」

言葉は聞いたことがあっても、

「どうちがうの?」という声も聞きました。

大雑把にいうと、母なる貝の種類が違う、ということです。

今回は、あこや真珠と淡水真珠にしぼって、

もう少し詳しく、違いと特徴についてご紹介します。

あこや真珠と淡水真珠の違い、それぞれの特徴

内容

  1. あこや真珠と淡水真珠の違い
  2. あこや真珠と淡水真珠 それぞれの特徴

1.あこや真珠と淡水真珠の違い

どう違うの?というと、

あこや真珠は「アコヤガイ」という海に住んでいる貝の中で育ちます。

一方、淡水真珠は「ヒレイケチョウガイ」という淡水(川や湖)に住んでいる貝の中で育ちます。

「アコヤガイ」と「ヒレイケチョウガイ」という、

貝の種類の違い、生息する場所の違いがあります。

2.あこや真珠と淡水真珠 それぞれの特徴

1)貝の特徴が真珠に反映される

特徴のお話をする前に

そもそもの真珠のできかたを少し説明します。

核を母貝に入れ、真珠層が核の周りに巻かれていくとで真珠ができます。

真珠層は、貝殻の内側の組織なので、

その貝の色や輝きが

真珠の色や輝きに反映されます。

それでは、「あこや真珠」と「淡水真珠」それぞれの特徴のお話をします。

2)あこや真珠の特徴

あこや真珠の内面

あこや真珠の特徴は、

ベースの色はシルバーで、

淡い虹色が入っていること、

透明度が高いことです。

また、アコヤガイは元々大きな貝ではないため、

品種改良されていますが、限界があり、

その貝の小ささゆえに10mm以上の真珠は、養殖するのが難しい、という特徴があります。

そのため、あこや真珠は大きなサイズほど高価になってきます。

3)淡水真珠の特徴

一方のヒレイケチョウガイは、あこや貝と比べてにごりがあるとも言われますが、

私なりの表現でいうと、クリーミーな色合いがあるのが特徴です。

ベーシックな白色の他、

クリーミーなピンク、ムラサキ、オレンジなどの色ができてきます。

また、貝が大きく、育ちが早いため、

大量生産できること、大きな真珠を作りやすいことも大きな特徴です。

淡水真珠のピアス-sold-

こちらの写真のパールも淡水真珠。

ナチュラルカラー(染色していない天然の色)です。

クリーミーな色合いが特徴とお話ししましたが、

中にはこれほど透明感のあるパールもあります。

とても美しいパールでした。

おわりに

それでは、今回はあこや真珠と淡水真珠の違いを簡単にお話ししました。

“真珠”と一口にいっても、さまざまな種類があり、奥が深いです。

他にどんな真珠があるの?と思った方は

下記の記事もご参考にご覧ください。

➡️表で見る『真珠の種類と特徴』